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make、実行方法について

動作環境

必須環境

推奨環境

※ GTK2版はv0.4.0リリースをもって廃止 ( https://github.com/JDimproved/JDim/issues/229 を参照 )

makeに必要なツール、ライブラリ

Autotools(./configure)のサポートはv0.10.0(2023年7月)のリリースをもって廃止されました。 かわりにmesonを利用してください。(RFC 0012)

必須

オプション

WebPやAVIF画像の表示に必要なパッケージ

インストールされていない環境では.webp.avifで終わるURLは通常リンクになる。

WebPやAVIF形式の画像を表示する方法は #737 を参照。 (v0.5.0+からサポート)

OSやディストリビューション別の解説は #592 を参照。

ビルド方法( meson )

  1. meson setup builddir
  2. ninja -C builddir ( または meson compile -C builddir )
  3. 起動は ./builddir/src/jdim
  4. (お好みで) strip ./builddir/src/jdim

mesonのビルドオプション

ビルドオプション

-Dsessionlib=[xsmp|no]
XSMP を使ってセッション管理をするには xsmp を、 セッション管理を無効にするには no を選択する。デフォルトでは XSMP を使用する。
-Dpangolayout=enabled
描画に PangoLayout を使う。デフォルトでは PangoGlyphString を使用する。 スレビューのテキスト表示に問題があるときはこのオプションを試してみてください。
about:config 「スレビューのテキストを描画する方法 ( 0: PangoGlyphString 1: PangoLayout )」で変更が可能。 変更後に開いたスレから適用される。 (v0.10.1-20230930から追加)
-Dmigemo=enabled
migemo による検索が有効になる。migemoがUTF-8の辞書でインストールされている必要がある。 有効にすると正規表現のメタ文字が期待通りに動作しない場合があるので注意すること。
-Dmigemodict=PATH
(-Dmigemo=enabled 限定) migemo の辞書ファイルの場所を設定する。 about:config で変更が可能、空欄にした場合は migemo が無効になる。(変更後は要再起動)
-Dnative=enabled
CPUに合わせた最適化。 このオプションは--buildtype=releaseまたは--optimization=3などの最適化オプションと一緒に使います。 通常は最適化オプションだけで十分な効果があるため、妥協できる場合は必要ありません。
-Dtls=[gnutls|openssl]
使用するSSL/TLSライブラリを設定する。デフォルトでは GnuTLS を使用する。
-Dtls=openssl
GnuTLS のかわりに OpenSSL を使用する。ライセンス上バイナリ配布が出来なくなることに注意すること。
-Dalsa=enabled
ALSA による効果音再生機能を有効にする。 詳しくは効果音の再生の項を参照すること。
-Dgprof=enabled
gprof によるプロファイリングを行う。 コンパイルオプションに -pg が付き、JDimを実行すると gmon.out が出来るので gprof ./jdim gmon.out で解析できる。CPUの最適化は効かなくなるので注意する。
-Dcompat_cache_dir=disabled
JDのキャッシュディレクトリ ~/.jd を読み込む互換機能を無効化する。
-Dpackager=PACKAGER
動作環境にパッケージや作成者の情報を追加する。(v0.7.0+から追加) PACKAGER に改行やHTML文字参照を 含めない ことを推奨する。

メモ

実行するには直接 builddir/src/jdim を起動するか手動で /usr/bin あたりに builddir/src/jdimcp する。

以上の操作で ninja が通らなかったり動作が変な時は meson のビルドオプションを変更する。